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「どこにでもいる」有り触れた僕ならば、
「ひょっとしたら」と片目を瞑って逆説を目論んで仕舞う僕が、
僕は、
「何処」に。


数時間前、バイト帰りにちょいと某レンタルCDショップに寄り道して『とろける鉄工所』なぞを楽しく立ち読みして居ました所、突然、空気を引き裂いてけたたましい鶏の断末魔の様な絶叫が店内に木霊しました。
当然、複線染みた前触れがどこにも無い事態にびくりと肩を竦めてしまう小心者が僕なワケですが、見れば年端も行かぬというかそもそもお前小学校にも通ってないだろってぐらいの男の子が僕の視線の先で駄々捏ねまくり。
理由は考える迄も無いだろうから考えないけど、でも「ああいう時」のちびっ子の暴れっぷりには凄まじいものがあるよね。
もう連中、全力通り越して命懸けだもの。
一人でフィードバック現象を起こせそうな凄まじい音量と勢いで泣き叫ぶ、地団太を踏む、兎に角辺りを走り回る、売り物の本に八つ当たりする(おい!)。
小さい子の相手する時常々思うけどあいつ等常日頃から別段体力作りをしている訳でもないのに一体全体どうしてあんなに元気なんだぜ?
その場はご多聞に漏れず親御さんが泣き喚くわんぱくBoyを引き摺る様にして店から引っ張り出して行って収束したのですが店の外からでもHystericな叫び声が数分間漏れ聴こえて来た辺り尋常じゃ無いと思う。

で、そう云う光景を視界の端で捉えながら僕は思うのですが、
やっぱり「満たされない」と云う負の感情Styleが持つ原動力は凄まじいものがあるなぁと。
慮って見ると僕の様な法界悋気の炎に猛り狂う終日やさぐれBoyの行動理念たるルサンチマンもそのものズバリなワケで。
要するに今その手に持っていないもの、恐らく永劫手に入らないだろうものに対する執着からの感情Style.
でもそれって最も強い感情の一つだと僕は思うのです。
何となく腹一杯肥え太った狼よか痩せ細って生への枯渇から殺伐とギラギラし始めた豚の方がきっと強いと思いますし。
だから島本和彦先生が「吼えろペン」の中で言っていた『ハングリーな奴はとてつもなく強いが、頂点に立つ者は物質的にも精神的にも満たされている』というお話には未だに釈然としないものを感じるのです。
それって結果論じゃないのかな?一度頂点に立って仕舞ったら後は防戦だけだし。
それはそれで途方もない精神力が必要とされるのだろうけどさ。
う~ん、ちょっと人生経験の浅い僕にはわからない。
まぁいいや。

とどのつまり何が言いたいかと云うと、
何やらかんやらでScreamする事が多い僕ですが、
今現在僕が発している悲鳴の様な絶叫は一体、どの様な感情の形から発露して居るものなのだろう、と。
少なくとも恫喝や鬨の声に類する攻撃的なものではないと僕は思うのだけれど、
というかどう考えても先の「満たされない」という負の感情が大半を占めているのだけれど、
ただ全面的にそうかと云うと、そうでは無い気がするのだ。
そもそも自分の感情を明文化出来るなんて端から思っちゃないけどさ、
何だかよくわからない掴み所の無い攻撃的な感情性も胸の内に渦巻いて居る気がするけれどそれが何処の誰に向けられているかもわからないし、
最早僕自身が何に執着して何を切望して居るのかもよくわからなくなってきた。
と云うか今ここに居る僕にレンタルCDショップで命懸けで泣き叫んでいたあの子くらいに欲しいものなんて在るのだろうか?
それすらわからない。
何なんだろうね、この僕を突き動かす不可思議で自意識不明なSystem は?

割り切れるものじゃないことはわかっているつもりだけど、
どうにも割り切れないね。

明日もCry?


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