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舌打ちのRythemを爪先で数えてばかり。

まぁ、僕も21世紀を生き急ぐ思春期キッドですから。
Hysteric色の絶望に苛まれる事も別段珍しくも何とも無かったり。

現実への逃避としてのモラトリアム延長もどうやら無為だったみたいだし、
その癖焦燥感の野郎は今日も今日とて獰猛にTUBEスクリームし続けて居る。
相反する打算感情の間でふらふら揺れる無力な僕は無責任な願望に押し潰されそうだし迷い込んだ冷たい人間社会軋轢の迷宮は僕を略奪者呼ばわりする上っ面だけのPOPStyleの独壇場だったりするのだ。

そんな僕の一人きりの無表情決戦。


そんなこんなで絶対零度の感情戦争に叩き壊されそうな僕はバイト帰りに背中を丸めて地元のレンタルビデオショップで今話題の『けいおん!』のOP及びEDのシングルとドリーム・シアターのベスト盤片手にたおやかに徘徊していたのです。
そんな感じに在り触れた絶望に浸って居ると、目の前にいた髪を明るく染め上げたやんちゃな感じのお姉さんが不意に僕の目の前で屈み込みました。
どうやら手前を歩いて居た人が落とした鍵か何かを拾ってあげた様です。
意気消沈した僕の眼前で繰り広げられる和やかな人情劇。

その時でした。

僕の腐った目玉に飛び込んで来たのは屈んだ拍子にローライズからはみ出したお姉さんの艶やかなお尻だったのです。

どうも
穿 い て い な い らしく七割くらいこうぺろりと降臨されました。


我々が各々の人生を歩む時、酷い孤独感に我が身を引き裂かれる事も珍しくないだろう。
だけどほんの少し、小首を傾げるくらいでも眼を滑らせれば、
僕の知らない季節が見えるかも知れないし、僕の知らない優しい誰かが僕の裾を穏やかに握って呉れて居るのかも知れない。

彼女が僕に魅せて呉れたあのお尻はそんな優しい人類の集合意識の現れだったのかも知れない。

もう少しだけ、
誰かを信じて異常なPhaseShowを続けてみようかなと、
僕は思ったんだな。
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永遠の中学二年生。
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