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『暗いと不平を云うのなら進んで灯りを点けませう』
だったら僕の為の灯りは奈辺に在るのだろうか?





バラバラに成って仕舞いそうな瞬間に誰かに優しさを分け与える事の出来ない僕は自分自身を救ってあげる事すら到底出来そうにない。

感情的なXYZを誰かに叫ぶ勇気も持って居ない。



誰か僕に自分を肯定出来るだけの根拠を呉れよ。





今はただ無くして仕舞った未来が視えない。



Give me your Charge!
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舌打ちのRythemを爪先で数えてばかり。

まぁ、僕も21世紀を生き急ぐ思春期キッドですから。
Hysteric色の絶望に苛まれる事も別段珍しくも何とも無かったり。

現実への逃避としてのモラトリアム延長もどうやら無為だったみたいだし、
その癖焦燥感の野郎は今日も今日とて獰猛にTUBEスクリームし続けて居る。
相反する打算感情の間でふらふら揺れる無力な僕は無責任な願望に押し潰されそうだし迷い込んだ冷たい人間社会軋轢の迷宮は僕を略奪者呼ばわりする上っ面だけのPOPStyleの独壇場だったりするのだ。

そんな僕の一人きりの無表情決戦。


そんなこんなで絶対零度の感情戦争に叩き壊されそうな僕はバイト帰りに背中を丸めて地元のレンタルビデオショップで今話題の『けいおん!』のOP及びEDのシングルとドリーム・シアターのベスト盤片手にたおやかに徘徊していたのです。
そんな感じに在り触れた絶望に浸って居ると、目の前にいた髪を明るく染め上げたやんちゃな感じのお姉さんが不意に僕の目の前で屈み込みました。
どうやら手前を歩いて居た人が落とした鍵か何かを拾ってあげた様です。
意気消沈した僕の眼前で繰り広げられる和やかな人情劇。

その時でした。

僕の腐った目玉に飛び込んで来たのは屈んだ拍子にローライズからはみ出したお姉さんの艶やかなお尻だったのです。

どうも
穿 い て い な い らしく七割くらいこうぺろりと降臨されました。


我々が各々の人生を歩む時、酷い孤独感に我が身を引き裂かれる事も珍しくないだろう。
だけどほんの少し、小首を傾げるくらいでも眼を滑らせれば、
僕の知らない季節が見えるかも知れないし、僕の知らない優しい誰かが僕の裾を穏やかに握って呉れて居るのかも知れない。

彼女が僕に魅せて呉れたあのお尻はそんな優しい人類の集合意識の現れだったのかも知れない。

もう少しだけ、
誰かを信じて異常なPhaseShowを続けてみようかなと、
僕は思ったんだな。
久しぶりにGが出たので界面活性剤を用いてGを陸の上で窒息死させてみた。

仰向けに成りその髪の毛の様な細い手足をバタつかせ悶え苦しむGを静観しながら僕が思うことは一つ。
人間様の「不快だ」と云う一方的な道理で徒にその生命を奪われることに対して呪詛を吐き散らして居るのかそれとも虚空に向かって未だ視ぬ救世主然とした存在に悲痛な助けを求めて居るのか、虫の考えなぞ凡そ知った事ではない僕が傍観しながら思うことはただ一つ。


僕でなくて善かった。
仕事場に早く着くと非常に時間を有意義に使えている気がして気分が晴れると父が言った。
また、そう云う自分にとって時間ギリギリ迄職場に現れない人間は信じられない人種であると父は呟いた。

父よ、
貴方の息子がアルバイツ先で「給料泥棒」の名で呼ばれて居る事を
貴方は知らない。
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自己紹介:
永遠の中学二年生。
記憶と妄想往ったり来たり。
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