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何かここ引っ越すとか引っ越さないとかでわんさかやきもきしている内に気付いたらゴールデン週間終わってました。
(結局引っ越しません。)
何か連休中は一人で終日大型ショッピングモールで腐ったゾンビ連中ときゃぴきゃぴ戯れて居ました。
僕が薄暗い部屋群がるゾンビにパイやを投げつけたりバックドロップを打ちかましている刹那に世間一般の若人達は弾けるバイタリティをオーバードライブして限りある青春を駆け抜けていたのでしょう。きっと。

いや、僕も野暮天ながら連休中は愛狂しい彼女とドライブに出かけたり日がな一日中髪を結んだり解いたり膝枕して貰ったりサイケデリックに愛を語り合ったりする予定を立てていたのですが、
そういえば、彼女いませんでした。

そんな僕がこの現世をしたり顔で闊歩する恋人たちに全力でお勧めしたいのがこの壊滅的な映画なのです。




-★★★

有り体に云ってしまえば『何か阿呆みたいにデカい蜘蛛が阿呆みたいに大暴れする』B級には有り勝ちでかつ単純なストーリィな映画なのですが、
観ていてまったく意味がわからない素晴らしい作品です。
突っ込みどころ満載を通り越して狂って居ます。

もうホントどっから書けば良いのか皆目検討付かないのですが、
取り敢えず役者さん(なのだろうか?)の演技が非道いです。
基本的に何がしたいのかわからない。
上官の命令を受けて頭の天辺にお手手をちょこんと置いて『サー!』と叫ぶ軍人とか、迫り来る蜘蛛の大群に向かって手に持ったナイフを直立したまま垂直に落とすヒロインとかお前等一体何がしたいだよ。
しかもどいつもこいつも逐一微妙なジョークを吐き捨ててはしたり顔で中々憎たらしいことこの上ないです。

まぁここら辺はまだいいんです許容範囲です。
なぜならこの映画の最大の問題は特撮技術ストーリー展開にあるのですから。

この映画は仮にもモンスターパニック映画ですので当然それっぽいクリーチャーが登場するわけですがその造形が壮絶過ぎます。
タイトルの如くCG、ゴム人形、ぬいぐるみのまったくデザインの違う三種類の蜘蛛が出てくるわけですが、恐ろしいことにどうも製作者サイドではその全てを同一種として扱っているらしくしかもCGがプレステと云うよりもスーパードンキーコングレベルなのでもうなんかうんざりです。
途中で一回だけ喋るし。あれ何だったんだよ・・・・・・。
その蜘蛛たちと勇猛果敢に戦う軍人さんたちのハイテクな戦車もサンダーバードレベル(以下と言っても過言ではない)のミニチュアだし何か操縦菅Uの字型だし(多分自転車のハンドルをひん曲げたものだ!)何か後ろのプレートがピカピカ光って居るしバズーカー砲の発射口から反対側の穴が見えるしそもそも軍の車がワゴン車だし劇中何度も何度も実際の火事の映像と思しき映像が使いまわされるしそもそもこの映画2003年制作だし。
はぁぁぁぁ。

で、肝心要のストーリーですが、
ひょんなことから軍が研究していた何か凄い生物兵器っぽい蜘蛛がハリウッドで逃げ出してしまい何故か合体して巨大化。
んで「ハリウッドには身内で固まった腐った連中しかいないから街ごと滅ぼせ!」と監督に昔なんかあったんだろうなぁといった感じの危険発言を交えながらやっぱり街ごと蜘蛛をSATSUGAIする前半パートと、
軍の誤発送で何故か例の蜘蛛が届けられてしまったクラブハウスだか貸しスタジオで繰り広げられる脱出劇の後半パートか露ほども絡み合わずに進行するお話です。
あれ?こんなに解り易い話だっけ?
でもここら辺は自分の目で確かめて星井ですね。
本当に意味不明ですから。

他にも何の説明も無く誕生する蜘蛛人間とか絶望的な演奏を見せる異常なテンションのガールズバンドとか見所盛りだくさんなので是々非々ともカップルで見て欲しい映画ですね。


最後に、今迄散々『死霊の盆踊り』『幻の湖』などの超弩級駄目映画を観てきた僕ですが、
今回の経験を通じて本当に非道い映画は笑えないと云う真実に辿り着く事が出来ました。
次は『プラン・ナイン・フロム・アウター・スペース』に手を出そうと思います。
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